南相馬に行ってきました 〜2013年1月便〜

2013年初のぼちぼちいこカーの活動。
1月便は、直前に降った雪の影響で、ゆっくり時間をかけていきました。
途中、一面山は雪景色で、あまり雪が降らない南相馬も、まだ雪が溶けずに残っていました。

逗子6時出発。
新宿7時25分発。といいたいところですが、朝が弱い私は、ちょっと遅れて登場。
待っていてもらえてよかったです(笑)。

初日の活動は、「交流ひろば」でのハンドトリートメントと肩揉み、そしてバスボム作り。
アロマ部隊は、1人キャンセルで2人。震災後、IFAメンバーで宮城でボランティア活動をした際に一緒だった
男性と1年半ぶりの再会。私たちの活動を知って、茨城から手伝いに来てくれることになりました。
心強い協力者が現れて、嬉しかった。

肩もみは、最初の30分間は、行列ができるほどの混雑。

肩もみを終えた方は、バスボムを作ったり、お茶をしたり、思い思いの時間を楽しんでいました。

ハンドトリートメント中に、横のお茶スペースを見たら、三浦大根を持参したスタッフが、自ら大根を調理して、お茶のお供を作ってくれました。


見事な三浦大根!

臨機応変なスピーディな対応は、地元の方の心をがっちりつかんでいました。
途中、スタッフが不在の時も、終始笑いが耐えませんでした。
70歳とは思えない、エネルギッシュな女性で、尊敬しています!

今回は、名札を首からぶら下げるタイプのものをやめて、胸元につけるものに変更。
そして、集まってくださった現地の方にも名札シールを胸元につけてもらい、名前で呼び合える関係になったことが、距離感を縮めるのにとてもよかったと思いました。

夜は、スタッフのたべる食事作り。
今回は、飛鳥鍋という、牛乳と西京味噌ベースの鶏とお野菜の鍋を作りました。
たっぷりの生姜が入っているのがポイントです。
日本には、こんなお鍋があるのですよ。ご存じでしたか?
私は、恥ずかしながら、人生お初でした。


まずは、中にいれるお餅作り。
餅つきマシーン大活躍♪


できたてのお餅。おいしそう!

翌日の朝の分は、のして切ると売り物のような切り餅ができました。

これを、飛鳥鍋に入れて、いただきます。

こくがあって、生姜が効いていて、寒さが忘れられる一品でした。

翌日は、新年初ということで、書道の先生をおよびして、書初めを行いました。
子供たちの中には、初めて筆を握る子もいましたが、無心になって自分の名前を書いていました。



先生のアドバイスは、書だけのアドバイスにとどまらず、生きる上で必要な姿勢も、私たちに教えてくれました。
凛として、とても気持ちがよい空気が漂っていました。
墨の香りは落ち着きます。
そのわけを友人が調べてくれて、教えてくれました。
墨を練る時に出る独特な匂いを緩和させるために、白檀などを用いるとのことでした。
鎮静効果は、ここから来るのだな!と思いました。


みんなで書いた作品。
私は、この先、明るい光がさして、みなが少しずつ前進できるように、「進」という文字を残しました。


先生を囲んで。

書で頑張った後は、プレイタイム。
このあと、子供たちから全力で室内で追いかけられました。今度、体力強化して臨まなくては・・・。
雪合戦の誘いも受け、久しぶりに外で遊んだのでした。
子供たちは、本当はたくさんの仲間とおもいっきり遊びたいんだろうなぁ。こんな思いが頭をよぎりました。

いつか、神奈川に招待してあげよう!

全体の人数は、初日、18名。
書初めは、子供3名、仮設の方1名。他は、ボランティアに携わる方々数名。
今回は、人数がやや少なめでした。
顔なじみの方が多かったです。
お顔がわかる人が増えたということは、リピーターの方が増えているという証拠なので、よいことだと思います。
次の目標は、もっと多くの人に私たちの活動内容を知っていただき、温かい時間を過ごしていただけないだろうかということ。

お風呂の中でも、寝る前も、気が付くと、話題は自然と今回の反省と今後について。
何度もPDCAを行って、それでもうまくいかないこともたくさんあって、その原因をみんなで考えて、次に活かす。
最近の活動では、それが自然とできているような気がします。
色々な角度から意見がでるのが面白い。みんな考えは、千差万別。
毎回行き続けることで、新しい気づきが生まれる。
そして、初めての参加の人は、私たちが当たり前になっていることに疑問を感じ、指摘してくれる。
この、立場が違う相互補完関係がよいのでしょうね。
互いを尊重して、認め合いながら、2013年も、ぼちぼち進んでいきます。