南相馬でのボランティア活動に向けて 【準備編】

昨年の秋、IFAの被災地でのボランティア活動に参加してから、現地に入れたのは1回。
現地の方のことを思うと、すぐにでも駆けつけたい気持ちになる。でも、なかなか行けない・・・。
このもどかしい気持ちがずっとありました。
何か役に立つことはできないのかと強く思っていたところ、行動に移すチャンスがやってきました。

いつもお世話になっているコーチングの先生、佐藤さんが行う、現地の方がおもいっきりお話ができる場所作り「お話会」の活動に賛同し、
盛り上げようと企画内容を考えたのがきっかけでした。
その先に、ぼちぼちいこカーのスタッフの代表との素敵な出会いがありました。

震災直後から、毎月支援物資を届けている団体。
その活動内容に共感して参加するボランティアスタッフは、リピーターが多い。
「お話会」も4回目の開催となる。

そこに、今回、私も何かお手伝いできないかと思い、アロマハンドトリートメントを提案、そして企画させていただいた。

活動場所は南相馬市
地震津波、そして原発の被害が複雑に絡み合っている地域。

ここでできることを考えた。

『ボランティアスタッフが、現地の方に20分のアロマハンドトリートメントを行う。』

やってみよう。新しいチャレンジ。

いつもの授業と違うことは、アロマを知らない方もメンバーの中にたくさんいらっしゃるということ。
その点を配慮してレクチャーしなくてはいけません。

私に与えらた時間は当日の開始前1時間。
そこで、アロマについて説明し、トリートメントが実践できるようになるように皆さんを導くにはどうしたらいいのか?
悩む日々が続いた。

でも、原点に戻って考えると、大切なことに気がついた。
もちろん、全員有資格者なら全てのことがスムーズにできるでしょう。
でも、今の自分が置かれている環境は全く別のもの。

技術力を追い求めるのではなく、心のつながりを追い求めなくては。
気持ちがよいことも重要だけど、それ以上に心のつながりを重視しよう。
20分間、目の前にいる方と二人のストーリーを作ってほしいという思いに変わった。
アロマハンドトリートメントは、現地の方との交流を深めるためのコミュニケーションのツール。
手順を覚えようとするとプレッシャーになる。これは絶対に避けなくては。
最低限のルールとポイントを伝えよう。
ボランティアスタッフが気持ちよく、ストレスなくアロマハンドトリートメントに集中できるお手伝いをする。
そこに徹しよう。
伝えるべきこと、そして自分の任務が明確になると、不思議と資料作りがはかどりました。

ボランティアスタッフの方にアロマの魅力を伝えることができて、その中の1人でも興味を持ってくれる人がでたら、こんなに嬉しいことはありません。
その方の引き出しの中に、アロマセラピーという新しい世界が入って、人生が少しでも豊かになれば嬉しいですね。

ハンドトリートメントに必要な備品などを揃えて、寝袋と共に、いざ出発!
まず目指すは、集合場所の逗子。
ここからは、ベストを尽くすのみ。