お菓子の試食会

少し前に、旦那さんから是非会ってほしい人がいると言われて、会いに行った人は、
代官山と恵比寿の間に自宅工房を持つ女性のスイーツ職人さん。

本業は、証券会社という素敵なキャリアを持ちつつ、そこには執着がない感じ。いずれ、スイーツの方を本業にしていくという意気込みが格好いい。
お父さんが月餅職人さんで、今は閉めてしまったお店を再建するという、確かな目標があるからか、やっていることに迷いがないと思った。

たまたま大学も一緒で無類のスイーツ好きという共通点が重なり、初めてなのに、ぐいぐい距離感が縮まっていく。胃腸も緩んで、いつものスイーツを食べる体制に整う。一体二人で何個食べたかな?

豆を徹底的に使い分けるなど、材料へのこだわり方が半端じゃない。
見せてもらった豆も希少なものばかり。

洗練された工房もとっても素敵で、私はいつまでも居て、焼きあがるスイーツの香りやその空間を楽しみたいなと思った。

扱うスイーツのジャンルは、焼菓子。
いただいたのは、お父さんから引き継いだ月餅。
私が想像していた中華菓子とは全く違っていました。
とても甘さが控えめで、軽い口あたり。全くくどくない。


くるみやナッツやココナッツなどが入ったものも試食させてもらいました。
もちっとした牛皮のような食感でこれは面白かった。全体的に中身がぎゅっと詰まっています。美味しい。

キューブ型で焼き上げるパウンドケーキや、見た目もユニークでおしゃれ。
バナナと紹興酒やオレンジ風味のもの、そして豆がたくさん散りばめられたラスクなどを試食させてもらいました。
私の中のNO.1は、バナナと紹興酒。これは後を引く美味しさ。お互いの相乗効果でとても香りがよいです。
大人のスイーツ。
おもたせにしたいお土産です。

和と洋のコラボレーションは、よくありますが、中華菓子と洋菓子、または和菓子とのコラボレーションという切り口がオリジナリティがあっていいと思いました。
お父さんの伝統を守りつつ、自分のエッセンスを加えてスタイルを確立していくのって魅力的。

今回は、試食会ということで、率直に真剣に、色々な意見をお伝えしました。
何か少しでも参考になれば嬉しいな。

副業で、今は注文販売形式のみで行っています!
すごく応援したいパティシエさん。
HPとか完成したら、またブログにも載せさせてもらおうっと。


これが、お父さんが使っていた月餅の型。
とても貴重なものを見せてもらいました。