世界一周旅日記 【ペルー編】

ロッコからスペイン経由で南米ペルーに入ります。
ペルーでの目的は2つ。ナスカの地上絵とマチュピチュ遺跡。

リマから車を飛ばして、まずイカの街へ。
ナスカの地上絵を見学。

この小さなセスナ機に乗って、上空から地上絵を見ます。
風の影響を受けて、びっくりするくらい上下左右に揺れましたが、私は乗り切れました。ただ、乗り物酔いされる方には、お勧めできません。隣の旦那さんは顔面蒼白でずっと袋を握り締めていました。かなり辛そうでした。

目的の地上絵が30分後に見え始めます。紛らわしい線がたくさんあるので、みつけるのにだいぶ苦労しましたが、こつがつかめると10個全部肉眼で確認できます。

本当に不思議です。
誰がこんな絵を描こうと思ったのだろう。
くじら、宇宙人、コンドル、はちどり、さる、りす・・・など、一筆書きで見事に描かれています。


これは何かわかりますか?かなりわかりづらいのですが、真ん中やや下に描かれています。
正解は、コンドル。

そして地上に戻り、腹ごしらえ。


左側はインカコーラ。黄色いカキ氷のシロップのような味がします。
右側は紫色のとうもろこしをレモンと煮て使ったジュース、チチェモラーダ。これは気に入りました!
スムージのようにして飲んでみました。


セビッチェというマスなどの魚と野菜をマリネしたもの。
さっぱりとして、とても美味しいです。

昼食を終え、近くの砂漠でバギーに乗ることにしました。
ダカール・ラリーの会場としても有名な砂漠で、猛スピードで砂丘のアップダウンを駆け抜けてもらうのですが、新感覚アトラクションといった感じです。久しぶりに絶叫マシーンに乗りました。
途中、サンドスキーとボディボードに挑戦。直滑降に降りていくボディボードはスリル満点で面白かったです。


一緒に遊んだ仲間たちと夕日をバックに1枚!

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バギーが猛スピードで砂漠を駆け抜けていきます。

翌日、リマ空港で後輩と合流して、クスコの街に移動。
一気に標高3000mの地に突入。酸素が薄い!
前日からダイアモックスという血管を拡張させる薬を飲んで高山病対策をしていても効いているのか全くわからないといった感じです。

頭がボーっとします。
酸素を使うことを極力避けるということで、アドバイスをもらい、みんなで実践。
・アルコールはできるだけ避ける。
・消化に時間がかかる肉類は食べない。
・激しい運動はしない
・熱いシャワーは避ける

そしてコカの葉が高山病対策によいということで、大量に飲みました。
日本に持って帰ったらだめだよ!とちゃんと注意してくれました。


味は、ちょっと癖のある緑茶。砂糖を入れて甘くして飲むのが現地流。

クスコの街は、一番高いところで富士山の頂上と同じくらいあります。
色々対策を練っても高山病はいつやってくるかわからないもので、酸素ボンベがホテルだけでなく、観光地や移動のバスの中にも常備されています。
記念にホテルで吸引体験をしてみました。気持ち楽になるような気がしますが、あまりよく違いがわからず終了。

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アルパカと少女に出会いました。かわいいですね♪

クスコの街から電車とバスを乗り継いで4時間ほどで次の目的地マチュピチュに到着。標高が2000メートルになり、少し楽になりました。


ここから遺跡まではバスで30分ほど。
雨季のマチュピチュは、遺跡に霧がかかったり、雲が現れたりして、神秘的な光景になると言われていますが、実際見て、本当にその通りだと思いました。
敵から身を守るために山頂に都市を築いたと説明を受けましたが、本当によくわざわざよく造ったなと感心してしまいました。
遺跡の中をゆっくり散策しながら説明を受け、3時間くらい滞在しました。
紙1枚入らない石の積み方に見とれてしまいました。


山に雲がかかってとても幻想的な雰囲気でした。

翌日は、マチュピチュの奥にそびえる聖なる山、ワイナピチュに1時間登山し山頂からマチュピチュを眺めました。
雲の間からきれいに見えた瞬間、疲れが吹っ飛びました。


こんな険しい道を登ります。
事故が多くて、今では1日10時と12時に各200人限定と、山に入れる人数制限ができていました。
近いうちに登れなくなるかもしれないとのことでしたので、興味がある方は早めに行って下さいね!


山道を頑張って登ると、素晴らしい景色がそこにはありました!少し雲がかかっています。


雲がなくなり、一気に晴れ渡りました。
一刻一刻姿を変えていくマチュピチュは美しかったです。

帰りは、また往路と同じ工程をたどるのですが、 PERU RAILは最後まで乗客を楽しませてくれました。
音楽の音量が上がったと同時に、アルパカ製品のファッションショータイムが始まりました。
乗務員さんが各車両毎にアルパカ製品を見にまとって、モデルさんのように登場します。


車内は大盛り上がり。そして、終了すると販売タイム。多くの方が喜んで買っていました。
車内もなぜか一気に冷えてきて、買いたくなってしまうという購買意欲を掻き立てる方法が上手。

日本から遠く離れたペルーで、おもてなしの心、接客について考えさせられたのでありました。
次に目指すは、ボリビアです。