石岡 礼見先生の料理教室 【2012年2月】
2月の料理教室は、寒い冬を乗り切るのにとっても有難い、おしゃれニンニク料理を作りました!
これで風邪知らずです。
★★★メニュー★★★
・バーニャカウダ
・鱈のミルク煮
・りんごのクランブル
まず、バーニャカウダの野菜切りとソース作り。
にんにくをこれでもかというくらいたくさん使います。
レストランで食べるイメージが強いメニューですが、ホームパーティーをする時に手軽に作れることがわかったので、これからは登場回数が増えそうです。
あやみさんから、手軽に作るマル秘テクニックを教わりました。
その1 にんにくは、ラップにくるんで電子レンジで加熱して柔らかくしておく。
↓
そうすると、調理しやすくなる上に、香りもまろやかになる。
その2 オリーブオイルににんにくを入れてつぶすときに、洗うのが大変になるブレンダーは使わず、
スプーンの背で鍋の中でつぶす。
電子レンジでつぶしやすい硬さにしておくことが大事。
そして、オリーブオイルとにんにく・アンチョビを入れると、アンチョビのたんぱく質でオイルの中でドロっと固まってきますが、仕上げの生クリーム・牛乳を入れると、乳化されてまろやかなソースになることを教わりました。
最後に、パセリを散らすのがあやみさん流。
食欲をそそるバーニャカウダの香り。
器は、ミニ鍋で代用も可能ですし、自宅でソースを温めるポットがなければ、キッチンで作ってから出してもOKということでした。
ちなみに、バーニャカウダとは、バーニャ=ソース、かうだ=熱い という意味です。北イタリア・ピエモンテの冬の代表料理です。
このソースは、瓶に入れて冷蔵庫で1週間ほど保存できるので、少し多めに作ってパスタソースとして活躍もできるとか。新発見でした。
この美しい盛り付け方に歓喜の声があがりました!
あやみさんいわく、高さを出して立体感を出すとオシャレ度が増すとのこと。本当にその通りだと思いました。
野菜は、きゅうり、ニンジン、セロリ、パプリカなど配色がきれいになるものを使用。
紅芯大根という、皮は白くて中が赤い色をしてい珍しい大根も使いました。
手前のディップ3種は、エスビーから近々発売予定のフォションの新商品。
3種のディップ。
果たして、若者の男性もターゲットに出来るかどうか!?
みんなで感想を言い合い、試食会もしました。
しかし、作りたてのバーニャカウダの存在感があまりに印象が強くて評価に困ってしまいました(笑)。
メインディッシュは、鱈のミルク煮。じゃがいも、にんにく、タイムと一緒に煮ていきます。
鱈は、真鱈の方が食感もよく身がぷりぷりしていてこの料理にはお勧め。
他にもサーモンも相性がいいそうです。
隠し味は、アンチョビ。バーミャカウダで余ったアンチョビを無駄にしないようにという心使いがそこには感じられました。
アンチョビ以外には、くるみやゴマペーストもお勧め。
この料理のポイントは、鱈に塩を振ってから小麦粉をまぶしておくこと。ミルクと合わせたときに、とろみがついてホワイトソースのようになるのです。
そして、牛乳を入れてから沸騰させないように注意しました。
付け合せは、キャロットライス。
ニンジンを半分すり下ろして使います。色合いがオレンジできれいなだけでなく、ベータカロチンもたっぷりとれて栄養満点です。
ライスにパセリを散らして、隣にグリンピースを添え、鱈にタイムの葉を乗せたら出来上がり。
デザートは、りんごのクランブル。
使うりんごは、紅玉がベストですが、なければジョナゴールドやふじでもOK。
冷凍パイシートを使うと簡単にできます。
パイシートに、シナモンシュガーたっぷり振って、りんごの薄切りを並べて、その上にクランブルを振り掛けます。
焼く直前。
仕上げは粉籐で雪化粧。
パイのサックリ感とりんごのしっとり感、そして口の中でホロホロと崩れるクランブルの食感の違いが楽しめました。
手軽に作れて美味しいです。
世界旅行の旅話の珍道中もご報告でき、みんなと一緒に顎が外れそうになるくらい笑いました。
笑いはとてもよい消化酵素ですね。
ごはんも大盛り食べたのに、帰りの電車ではもうお腹が空いてました。
次回は、3月30日(金)と31日(土)です。
30日はまだ残席あります。皆さまふるってご参加ください!
3月は、あやみさんのパリのお話が聞けますよー。今からとても楽しみです。