アントキノイノチ

さだまさし原作の作品。

高校時代にあったイジメから心が壊れてしまったキョウヘイと、辛い過去が忘れられないユキ。
遺品整理という仕事を通して、故人の死と、生きた時間と向き合うことで、自分の「生きる力」を見つけていくその過程を、
高校時代の回想シーンを織り交ぜて描いています。回想シーンには、人間の心の闇がよく表現されています。

この作品を通して、遺品整理を代行する仕事があるということを、初めて知りました。
「天国へのお引越し」という、キャッチフレーズがとても印象に残りました。
遺品は、色々なことを語りかけてきます。そのメッセージを受け取ることができるのは、今を生きる人だけ。

今も、私のサロン部屋には、亡くなった祖母の手作りのステンドガラスのランプがあり、大切に使っています。
今、ここで自分がアロマセラピストとして仕事をして、その光を未来につなげているのです。


映画は、原作とかなり結末が違うので、個人的には本の方がお勧めです。