南相馬に行ってきました 〜ぼちぼちいこカー 8月便〜
今月も、ぼちぼちいこカーの皆さんと、南相馬で活動をしてきました。
金曜出発組11名、日曜に5名が合流して、総勢16名での参加。
リュックを背負って、片手に寝袋、反対の手には大きなキャスター付きのかばんを転がして逗子に到着。
完全に夜逃げスタイルです。
23:30に逗子を出発。25時に新宿を出発して、南相馬へ向かいました。
今回の活動場所は、南相馬市原町区の高平生涯学習センター。
道の駅の近くのいつも使っている会場は、24時間テレビの拠点になっていて使用できず、今回は少し交通の便が悪い場所でした。
土曜日初日は、救援物資とアロマハンドトリートメント、そして、初めての試みでクラフト作成(エアフレッシュナー作り)を行いました。
そして、1時間でアロマのこと、そしてハンドトリートメントのレクチャーを行いました。
ボランティアスタッフの方は、初心者の方がほとんど。
安全に行うために、注意事項やトリートメントのやり方をお伝えする必要があります。
でも、一番大切なのは、技術でもなく理論でもなく、情熱とハート。
みんなで楽しく学びました。
これからも、より多くの方にアロマのよさを知ってもらいたいです。
そして、数時間後には、現地の方にしっかりハンドトリートメントをしているみなさんに、心から感動。
フラダンスの後に来てくれたみなさん。「ALOHA〜」でお別れ。元気がでるいい言葉ですね。
今回、アロマ王子も誕生。あばさまからのご指名すごかった(笑)。
そして、嬉しい再会が2つ。
一つは、先月来てくださった3人の女性が、「待ってたよ〜!」とラベンダーをいっぱい抱えて来てくれたのでした。
いただいたラベンダーをこんな風にアレンジして、飾りました。
そして、もう一つは、去年IFAのボランティで一緒に活動した南相馬市在住のアロマ仲間との再会。
私が考えるアロマのボランティアの今後のかたち。答えはないけど、実現させたい目標があります。
彼女はいつか、必ずこの街のアロマを広める中心人物になる。そのサポートができたら、こんな嬉しいことないなと思って。
南相馬の地域が抱える閉鎖的という問題点など、色々苦労されていることを教えていただきました。
簡単な道ではないけど、どうやってそこを変えていこうかと、考えられるということはやりがいがありますね。
気づいたら、二人で話し込んでしましました。
素晴らしい再会でした。
全体では、今回は来場者数が激減。
場所の問題もあり、前回の1/3ほどでしたが、アロマブースを同じ部屋にしたので、受けていただきやすく、30名の方が受けられました。
クラフト作りも好評。エアーフレッシュナーも予定本数突破。
救援物資というモノ→心のケアということにシフトする時期に入ったことがわかりました。
ラジオや新聞でアナウンスする時も、変えていく必要があると、代表の方が言っていました。
翌日の心を癒すお話し会でも、効果を上げるために急遽アロマブースを作り、ハンドトリートメントをすることになりました。
入ってきたときに、よい香りがするということもメンタルブロックをとるのに有効であることがわかりました。喜んでもらえました。
これからの課題は、現地の若い世代の方にどうアプローチしていくか。
また1ヶ月知恵をしぼってみようと思います。
皆さんのたくさんのご意見・アドバイスもいただけたら幸いです。
ボランティア同士の交流も楽しいです。
自分の目で南相馬の今を見てみるのもいいですよ。
今回も、海辺まで行きました。
そして、復興が進められない理由の一つに、津波の被害で取り壊したものの仮置き場の行方が決まらないこと。
南相馬は、放射能の問題もあり、受け入れが難航しているという現状があります。
私は、ニュースや新聞で南相馬の記事を見ると、人ごととは思えなくなりました。
今までよりも距離が近くなり、いつも気になるようになりました。
時間が経つと忘れられてしまうのが人間。
でも、それじゃいけないですよね。
心に留めておかなくては。
原町の行政区長さんから、「過去のデータからも、自殺が一番増えるのは被災してから3年後」と教えてもらいました。
心のケアは、ますます大事になってきます。
みんなの笑顔が少しでも増えるように、活動していきます。
でも、肩肘張らずに、今できることを少しずつね。
来月は、9月21日(金)夜出発→23日(日)夜戻りです。
どなたでも参加できます。
一緒に活動しませんか?